ルアーフィッシングを成立させるには、ロッド、リールはもちろんですがラインが仕様通り
正確な荷重で切れる必要があります。
つまり裏を返せば、規定値以下で切れる箇所が長いラインの中で1カ所でもあると
魚とのファイト中にその箇所でラインブレイクが発生する可能性が高くなります。
また、ラインブレイクを恐れてラインを太くすると、遠投が利かない、ルアーの
コントロールがしにくい、などなど、別途問題が発生します。
つまり自分のやりたい釣りにあったラインを選別必要があります。
ラインは基本的にナイロン、フロロカーボン、PE の3種があり、それぞれの長所、
短所があります。
ラインの強度を示すポンドテストのlb、そして、昔からの呼び名の1号2号・・・
ラインで表されるlbは強度テストの値ということで、20lbということは張力9kgで
切れますよ、と言うことです。
つまり本来の調子であれば9kg以内では切れないと言うこと(何か言い方が難しい)です。
ナイロン
ナイロンは柔らかくて、リールになじみます、3号位までは結構使いやすく遠投にも
良いようです。
しかし5号くらいから、ラインが堅くなり糸よれも煩雑に出てきます。
値段的にも安価ですが、紫外線などでも痛みやすく、煩雑に交換する必要があります。
また、ラインの伸びが30%もあるので、潮流の影響も受けやすいです。
この、伸びあることを利用してPEラインのショックリーダーとして利用している人も
多いようです。
私はそこまでしなかったですけど、ナイロンラインの場合1日中釣行した場合、交換
と言うらしいです。安いとは言っても、1日で交換と言うのはつらいですねぇ
フロロカーボン
私はあまり使用しないですが、ラインの直進性がつよくベイトキャスティングリールに
使用されるも多いようです。
吸水性が少なく、伸びも少なく、水中で見えにくいなどの特徴を利用して小さなアタリを
取ったり、バーチカルジギングなどに利用されます。
また、根ずれにも強いのでショックリーダーとして使用されることも多いです。
3~4度程度の釣行で交換とのことです。
PE
現在私のキャスティングゲームでの主役ラインです。
値段的には結構な価格ですが(私は安いの利用しています)痛むのが少ないため、結局安く
付いてると思っています。
特性としては、ラインが柔らかく、同じ号のナイロンに比べて2.5倍程の強度を誇ります。
つまり、遠投時にはかなり稼げます。
しかし、この柔らかいというのがくせ者で、強風の折りなどはラインを置いているだけで
絡まってしまうなど、取り扱いには注意が必要です。
また、堅く絡まってしまうと、これをほどくのはかなり大変で、投げ出したくなるときも
あります。
そして、熱に弱いので根ずれなどを起こすとアットゆう間に切れてしまいます。
ラインの伸びもほとんどありませんから魚のアタリが敏感に分かる反面、
はじいてバレてしまうことかなりあります。
この辺からナイロン製のショックリーダーを用いて伸勅性を補います。
そして根ずれ対策にもナイロンに任せる、チョットこすった熱では切れないようにする、
というのがおおいようです。
しかしベイトキャスティングリールにセットしてキャスティングしてはいけません。
バッククラッシュした場合最悪の場合熱でラインがぼろぼろになる可能性があります。
スピニングリールでもキャスティング時には注意が必要で、リールでも書いたように
必要以上にスプールに巻いた場合は必然的にゴゾッと抜け落ちひどい目にあいます。
また、きちんとスプールに巻かれていない場合も同じでゴゾッと抜け落ちます。
リトリーブする場合はきちんと巻けているか確認する必要があります。
しかし、それでもPEラインが良いです。
経済的な面では単価で高くとも、長く使えるし、紫外線などにも強くかえって経済的です。
交換時期は、気が毛羽立ったら交換、と言うことですが、私はそれほど気にしていません。
ただし、ラインは弱くなったところで斬れますので、弱くなったと感じた場合は即交換
した方がいいです。
号数(約) | 1 | 1.5 | 2 | 3 | 4 | 5 | 7 | 8 |
ポンドテストlb | 4 | 6 | 8 | 12 | 16 | 20 | 25 | 30 |
kg | 2 | 3 | 4 | 6 | 8 | 10 | 12.5 | 15 |
ライン号数、ポンドテスト
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| ナイロン | フロロカーボン | PE |
比重 | 1.14 | 1.78 | 0.97 |
伸び | 約30% | 約25% | 4~5% |
ライン比重と伸び
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